臍帯血保管について

今日やっとこさ臍帯血バンクの契約をした。

今回は民間企業のステムセル研究所というところで保管してもらうことに。

 

 

臍帯血とは臍の緒や胎盤に含まれる血液です。

その血液の中にある幹細胞というものが、今流行りの再生医療に使える!とのこと。

幹細胞とは未来ある若い細胞のことで、わりと何の臓器の細胞にでもなれる赤ちゃん細胞なんですと。

現在、幹細胞は主に白血病の治療などに使われるらしい。

 

白血病は骨髄内の細胞が癌化する病気。

おそらく抗がん剤等で癌化した細胞をたたいた後に臍帯血に含まれる若い細胞を投与して骨髄内の細胞をリセットする、と言う感じ?

 

 

臍帯血を預ける臍帯血バンクは民間企業と公的機関の2種類ある。

民間企業は自分のために自分の血液を保管するところで、保管に30万円近い金額がかかる。

公的機関は臓器ドナーや輸血みたいに無料で寄付するような感じ。

 

白血病になった!臍帯血を使いたい!!となった場合、民間企業に保管した血液は自分の血液なのですぐに使えるし、公的機関の臍帯血も他のドナーと同じように適合するものがあれば使える。

厚生労働省のホームページによると90%以上の確率でドナーは見つかるらしい。

 

 

え?

じゃあ30万円もかけて民間企業に保管する意味は?

 

例えば臍帯血の採取、保管、使用には造血幹細胞移植法という法律がかかる。

つまり使用にあたり厚生労働省令に指定されている病気(白血病やリンパ腫等)にしか使えないとのこと。

まあそれでも27種類くらいの病気に使えるらしいけどね。

 

ついでに私が犬猫における再生医療の資料を見た時は幹細胞はヘルニア等、神経系の病気にわりと効果があった。

つまり、適合範囲以外の病気にも使える可能性があるのが幹細胞なのだ。

その代表的な病気が脳性麻痺自閉症なのだとか。

これらの病気に使いたい時は法律がかかっていない自己血で治療することになるのだろう(もしかするとドナー血も使えるかもしれないけど承認にめちゃくちゃ時間がかかると思う)。

 

 

まあ初めての子だし、出産時の不都合で低酸素症になって脳に障害とか残ったときに治療に使えたりするかも?と思って今回は民間企業に保管する運びとなった。

 

ついでに夫婦揃って親族含め自閉症白血病等の既往歴がないため、過剰な保険かなぁとも思う。

 

まぁでも流行りの再生医療気になるし?

使わないなら使わないでいいかな。

っていうか再生医療って白血病とかは完治する可能性があるかもしれんけど、神経系の病気ではあくまで軽症化の印象なので、健康すぎて臍帯血使わんかったわー!が理想的。

 

目的としている病気が若いうちに発見できる脳の異常なので10年間保管することにした。

 

 

ついでに第二子ができた場合に臍帯血保管するかは決めてない。

第一子で私の体における出産の流れが一通り分かるし、その際に特別リスクがなかったらそこまでしなくて良いかなぁと思っている。

 

あと兄弟の臍帯血も白血球の型が合えば使えるのだとか。

確率にして約25%とのこと。

これが高いのかはよく分からないけど、まあまあ高いのでは?

だから妊娠中に異常がなければ少なくとも民間企業に保管しなくても大丈夫かなぁ、と思っている。

 

第一子って他の子と比べても本人の知らないところで色々と優遇されてるよなー。

本当、自分の意思とは関係ないところだからなんにも伝わらないだろうけど。

 

 

ところで、民間企業に保管しない人も臍帯血のドナー提供はオススメする。

だって他の人に使われるまで自分の赤ちゃんの幹細胞が無料で保管されるわけだから。

必要になった時にまだ保管されてたら自己血が使える可能性があるってことでしょ?

 

めちゃお得やん。

 

 

病院によって採取できるかどうかは変わるらしいので要確認。

私はミーハーだから臍帯血保管ワクワクである!!

 

その前に出産だ!

出てこい息子ー!!!