混合育児途中経過と息子さん成長中

◯ミルク&母乳の混合育児について

 

今まで夜9時から朝3時までキレ散らかしていた息子さん。

私の母乳がいつの間にか30cc→60ccに増量しており、要は食べすぎていたみたいなんですね。

胃に負担がかかっていて気持ち悪くて寝れなかったみたい。

 

なので

・ミルク量を減らす(母乳+60ccを母乳+0〜40ccに変更)

・コアラ抱っこ(レイドバック法)をして胃の負担を減らす

この2点を重点的に実施。

 

コアラ抱っこや添い乳で授乳した後、そのまま添い寝に持っていく…と泣くので、泣いた時にまたコアラ抱っこして寝させて、添い寝に持っていくと胃の負担が軽いみたい。

しかし結局あれこれするのが面倒になって夜間は添い乳のみになりましたけど。

添い乳したまま2人で寝落ちしたりしてます。

コアラ抱っこは昼間にしている。

 

今のところお昼と夜中はほぼ母乳で通してます。

ただ明方と夕方はその前におっぱいを酷使するせいなのか母乳の出が悪くなるみたいでイマイチなリアクション。

 

この1〜2時間前に例のミルクアップハーブティーを飲めばいいのかな?

今日少し試してみよう。

 

最近泣けばとりあえず母乳やっとけみたいな、母乳で黙らせる戦法が定着し夜泣きがほぼなくなりました。

 

 

ついでに母乳が出るようになった1番のきっかけは正月の体調不良になった時に乳房炎と勘違いして必死に母乳をあげたからですけどね。

あの日を境におっぱいが張るようになった。

 

乳房炎って出産後2〜6週間で発症するらしいけど、要は強制的に授乳させる機構よね。

 

母乳量が増える

→乳房内の乳腺に母乳が貯留

→乳腺のような体幹から離れている組織は外気で冷えやすい

→母乳に含まれる脂肪が冷えて固まる

→乳腺が詰まる

→詰まった乳腺で炎症が起こる

 

みたいな感じ?

乳房炎の間は授乳しないと治らないから母乳与える癖がつくし、乳房炎がインフルエンザ相当のキツさということで、再発が怖いからひたすら母乳をあげまくるようになる→ホルモンの量が上がって母乳の生成量も増える。

 

 

チュートリアルやん、

優しくしてくれよ。

 

 

まあ私は食中毒だったけど、それでも妊娠しながら病気になると薬は飲ませてもらえないし、授乳はしないといけないし、子どもは私が体調悪いと不安なのか泣きまくるし、最悪だったから体調崩したくなくて授乳しまくるはめに。

 

まあ母乳育児できるようになってきて良かったけどね。

哺乳類って大変やな。

 

 

◯息子さんの成長

 

50〜60cm用の服がぴちぴちになってきた息子さん。

横幅もぴちぴちだけど、何より丈が足りてない気がする。

カバーオール(1番外側の服)がオムツに食い込んでるし。

しかも布おむつだから服まで濡れるという。

 

そこで70cm用の服を着させてみたところ、丈は少し余裕があるくらいのベストサイズ!!

 

まだ出生後3週間しか経ってないんですけど…

 

顔立ちもしっかりしてるから添い寝してると3歳児くらいの子を育ててるような気になることも。

 

首も自分で持ち上げるし。

手足もバタバタ動かすから微妙に筋肉質。

 

成長が早い。

 

そして重い。

でも太ってるわけではないのよね、たぶん。

だって手足がコッペパンみたいになってないし。

 

 

なんだろう。

180cmくらいになるのかな。

私側の親族が180cmばっかりだから本当にそうなる可能性はあるけど。

 

まあいつも元気そうだし。

離乳食になったらご飯食べまくるんだろうな。

 

今から離乳食を作る動画を見て予習中。

個人的には首据わってハイハイしてくれるようになった方が安心できるんだけどね。

新たな懸念事項が増えるんだろうけど。

地獄のチュートリアル〜出産後の入院

私たち女性は10月10日妊婦として生活をし、陣痛という強烈な苦痛の末、主に下半身を傷だらけ、骨格も歪ませながら子どもを産みます。

 

その後床上げ2週間とかいうから大切にされるのだろうと思っていたわけです。

 

 

 

というわけで話は前後しますが入院生活について。

 

出産当初、私は

「言うて交通事故相当とか言われるくらいの、全治2ヶ月の状態になるわけやから大切にされるんやろ」

と思っていた。

たくさん寝れるし、なんか大切にされるんよ、わからんけど。

 

しかし病院における「大切にする」ということは「観察回数が増える」、そして「指導事項が多い」ということであり、私が想像してた「大切にする」とはだいぶ毛色が違うのだった。

 

えぇ、それはもう初日の出血量の確認から始まり、体温測定、血圧測定、今後の生活指導やらなんやら。

それに加えて新生児の体調チェック、黄疸測定やらなんやら。

それ以外にもご飯やシャワーの時間のお知らせなど、一時間ごとに何かと起こされる。

そしていつの間にか夜になるのだが、夜通し泣きまくる新生児との生活が始まる。

 

ねれん…

 

えぇぇえぇえ!!!

寝れないんですけど!!

しんど!!!!

 

 

新生児同室入院も

「ついに私にも子どもができたのね!?」

と思ってたわけですが、

 

めっちゃ泣くやん!??

 

我が息子さんはよくミルクを飲み寝てくれる子なのですが、当初は暗いのが苦手で電気消すとめちゃ泣いていました。

 

今まで暗いところにいたんだよね!?

 

これは反省ですが、夜間に看護師さんに任せて一晩寝ればよかった。

意地はって「初めての子どものお世話だから!」とか思ってる場合ではなかった。

「初めての子育て」だからこそ初心者として謙虚に寝るべきだった。

 

そうやって何をどうすればいいのかわかるようなわからないような感じで退院しました。

 

 

しかし、ハードだと思ってた入院生活ですが実家に帰って色々したら下腹部が重くなり悪露が増えたから、寝てないけど動いてはなかったんだね。

 

ご飯も大量に食べさせられたからむしろ太ったくらいだし。

そこは病院、必要なことは全てしてくれてたんだな、と思いました。

 

 

しかしハードなチュートリアルだった。

みんなこれを乗り越えて家帰って子育てしてるの!?

きつっ!!!

 

 

出産前までは

子育てってお金かかるし、みんなどうやってやってるの?

くらいだったのが、今は

どうやってみんなこの人達を生かして大人にしてるの??

って感じ。

 

うっかり踏んだりしそうで怖いし、生まれて3週間で首動かしまくるので勝手にむち打ちになりそう。

 

 

ワンオペ育児とかしんどいわな。

みんなすごいよ、ほんと。

感動の結末

新年早々、嘔吐と謎の高熱にうなされる羽目になった私。

その後我が家の父親と弟が下痢や嘔吐でダウンした。

私と同室で生活していた息子さんと母親は無症状。

 

いったい我が家で何が起こったのか。

 

父親は1月3日には治ったが弟の下痢は治らず。

とりあえずご飯は食べれるようになったけど本調子には戻らない。

このまま中途半端に体調悪い状態で仕事に行くわけにもいかないので弟は病院に行った。

 

お医者さん曰く、細菌性の食中毒では?とのこと。

 

 

弟「じゃあ俺が30日に買ってきた唐揚げが悪かったのでは?」

 

たしかに、母親だけ食べてない。

でも唐揚げを食べてから弟が発症するまで3〜4日ぐらい間があいてるよ。

そもそも私は父親、弟と同じ病気なのか、関係ないのか…

 

 

 

 

ぴこーん!!!!!

 

 

あー!!!!

カンピロバクターかー!!!!

 

もし食中毒を疑うなら、喫食状況から条件に合うもの(母親は食べてないけど父親、弟が食べたもの)は12月30日に近所のスーパーの特設会場で購入した唐揚げしかない。

 

鶏肉といえばサルモネラカンピロバクターである。

 

ここでカンピロバクター食中毒について。

カンピロバクターは食中毒の原因菌として検挙しにくい。

理由は2つ。

①潜伏期間(感染から発症するまでの間)が長い

だいたい2〜5日。1週間くらいかかる人もいるらしい。

 

②下痢嘔吐だけではない

発熱と関節痛等、風邪っぽい症状を呈する時もある。

 

 

あー…

じゃあ私もカンピロバクター食中毒やん!!

唐揚げ食べたし!!

 

めっっちゃくちゃキツかったよ??

コロナかと思うくらい、っていうか正直コロナよりキツかったよ!?

 

 

カンピロバクターの食中毒って激しいんやね。

 

 

ついでに、特設会場で揚げてた唐揚げって言うのがミソね。

どうせ生の肉と揚げた唐揚げを同じトングで扱ったんやろ!!

唐揚げは生じゃなかったから外に細菌がついたとしか考えられん!!

 

 

しかし、食中毒調査って推理っぽくて面白いよね!!

特に細菌性の食中毒はそれぞれに特徴があるし。

 

カンピロバクターだ!って分かった時、なんか感動した。

 

しかし、弟のかかったお医者さんはたぶんカンピロバクターって分かったんやな。

クラリスロマイシン出してたし。

マクロライド系の抗生剤が出てるということはカンピロバクターをターゲットにしている可能性は十分ある。

 

すごい。

っていうかなんで細菌性の食中毒だろって思ったんだろ。

気になる。

 

 

 

なんか色々感動した!

熱い新年の幕開け

あけましておめでとうございます。

 

新年早々謎の発熱と全身倦怠感で寝込み、おせち料理もお雑煮も何も食べれずにいます。

 

全身倦怠感が強く、関節痛にも似た感じだったのでウイルス性の炎症かと思いました。

つまりはコロナかインフルエンザに感染したのかなぁ、と。

 

でもよく考えたら私通院以外で外出てないし、

母親(夫が実家に帰省している間、夜間の息子さんのお世話を手伝ってくれている)と息子さんが何にもなさそうなので私個人が弱って病んでるだけなのでは??

 

うーん?

乳房炎??

 

とりあえず寝て、少し体力戻してからひたすら母乳を与えてたら次の日には良くなりました。

 

やっぱり乳房炎??

 

ただ、私が良くなるのと同じタイミングで父親と弟が謎の下痢嘔吐になる。

 

やっぱり感染症??

 

まあ息子さんが元気なので大人はそれぞれで頑張りましょう。

 

 

しかし弟が体調悪いのが珍しいので地味に心配。

看病?に犬が付いています。

 

息子さんが産まれて、退院してから人権がなくなった愛犬。

服を引っ張ったり、息子さんの足に爪を立てたせいで息子さんがいる間は2階に追いやられています。

普段は母親が見ているのですが、愛犬が1番好きな弟が帰ってきたので、弟に見てもらってます。

 

 

ついでに愛犬は私のことは裏切り者だと思ってるらしく、めちゃくちゃ避けられてます。

 

 

うぇーん_(:3」z)_

 

 

息子さんがいる限り私は愛犬とイチャイチャできない!!

息子さん早く大きくなって!!

 

まあそんなこんなで散々な新年の幕開けです。

息子さんと一緒に運も外に出てしまったのか??

 

とりあえずあのハーブティーは怖いから三が日終わって病院があくまで飲むのやめよう。

難しい母乳育児

息子さんは無敵の可愛さを盾に暴君ぶりを発揮しています。

 

夜は添い寝、昼は抱っこと誰かにひっついて生活することを要求するように。

 

全ては甘やかし大王、夫のせいなのですね。

 

四六時中抱っこしてるから…。

でもちょうど良い甘やかし度合いって?となると私も分からないし、もう甘やかすだけ甘やかしてくれ、ということにしてます。

 

 

 

 

そう言えば私は出産前に母乳育児を希望していたのですが、今母乳がなかなか出なくて苦戦しています。

母親が母乳が無限に出る、時代が時代なら乳母として活躍できたのでは?というような逸材だったので、まさか私が母乳を出しにくい体質だとは思わず。

 

しかもスタートで血乳が出て母乳を与えられずミルク慣れした息子さんは、オッパイを見るとすごく嫌そうなリアクションをするように。

 

嫌そうな顔をしたと思えば、指をチュパチュパして僕の口は塞がってますアピールをし、最後は狸寝入りをするように。

 

いや、今さっきまでギャーギャー泣いてたやん!?

不自然なタイミングで突如寝る息子。

変な知恵ばかりつけてゆく…。

 

 

まぁ面白いからいいんですけどね。

 

 

しかしよ、もっとありがたがれよ!

正直母乳育児は節約のためだったりするので割とこちらの都合なんですけど。

でも母乳の中にある移行抗体(母体から母乳を通じて与えられる免疫)は初乳にしか含まれないと思ってたんですけど、実はその後の母乳にも抗体が含まれているらしい。

 

となると母乳は少しずつでもあげてた方がいいのかな。

めちゃ面倒やけどね。

 

あと息子さんはすごい勢いでミルク飲むし、夜中に起きてミルク作って冷ましてをするのがすごーく面倒。

やっぱ母乳はあるに越したことない。

 

そこで病院に指示された以下の方法を実施。

①3時間おきに授乳(母乳を作るホルモン、プロラクチンを生成させるため)

②母乳を飲ませる前におっぱいをマッサージする

③母乳を与える前にあったかい飲み物を飲む

 

母乳量は両乳10分間授乳して30ccで頭打ちしたままですけど。

 

ただ息子さんが人肌恋しいだけなら添い乳を長めにするとそのまま寝てくれることに気づいたので、最近は精神安定+軽食くらいの気持ちで母乳を活用してます。

母乳のみで誤魔化せないなら本気でお腹減ってるんだな、ということで60ccミルクを追加しています。

って言うか爆睡した後とかって喉越しのいい飲み物を飲みたいよね。

母乳があんまり出ないなら、普通に飲み物としてミルク飲みたいよね。

 

そう、もう主食を母乳にすることをやや諦めつつある私です。

 

 

最近「おっぱい生活」という母乳育児に悩んでた人のブログを読んだんですけど、私あそこまで追い詰められてないし…

真剣みが足りないのか??

 

っていうか、離乳食始まったらミルク終わるやん。

あんだけゴクゴクミルク飲んでるならご飯も食べるんじゃない?

母乳無理して出さなくてもいいんじゃない?

 

だいたい人生80年って言われてるのにたった1年間の食生活がなんぼのもんじゃい!

生きてりゃどうにかなるやろ!!

 

 

ということで今は母乳育児というよりはミルク育児with母乳という感じ。

 

でも添い乳→添い寝のコンボで寝てくれるの凄くいい!!

夜中の労力が激減しました!!

本当は赤ちゃんの窒息を防ぐために息子さん専用の寝床で寝て欲しいんですけどね。

理想と現実は遠い。

 

 

とりあえず里帰り終わるまで色々試してみよう。

 

 

ということでAMOMAという会社のミルクアップハーブティーとかいうのを購入してみた。

よりにもよって私の苦手なフェンネルを使ってたわけだが…意外と飲み続けると慣れてきた。

 

そして乳腺が張って痛い。

 

効いてるってことかな!?

そしてそんな時に限って息子さんは爆睡。

 

 

起こしづらい…

育児って難しいね。

悪露でおろおろ〜床上げ2週間の謎

出産後の母体の重症度を「交通事故相当」と表現するのを聞く。

なぜ交通事故と内臓出血、骨盤の歪み、産道の負傷が主である出産後の状態を同列に扱うのかは謎。

交通事故は打撲だから内臓の損傷が同じということ?よくわからん。

 

いや、交通事故より出産の方が軽いとか、そういうことを言いたいわけではない。

なんというか、出産の「ここまで言わないと辛さが理解してもらえないからやや過剰に表現する」的なのが、いろんな理解を遠ざけてる気がするのである。

 

交通事故相当の負傷なのに動けるやん、みたいな。

 

 

正直、どんなに大袈裟に説明したって共感性のない人には伝わらないし、正しく理解して正しく説明する方が周囲の理解を得やすいのではないか?

 

 

 

 

 

では、床上げについて。

出産後は床上げまでに2〜3週間かかるという。

つまり、2〜3週間寝たきり生活を病院から命じられるのである。

 

それはなぜか?

 

出産というのは大量出血を伴う。

その大量出血の原因は胎児が産道を通るときに周辺の組織を傷つけて出血している場合もあるが、子宮にひっついていた胎盤がベリベリ剥がれることで起こる出血が主なものであると考える。

 

胎盤というものは臍の緒で母体と胎児をつなぎ栄養や酸素を供給する仮設タンクみたいなものだ。

母体の酸素を供給するというのはつまり、中を動脈が通ってるのだ。

動脈の止血は基本的に結紮(糸で結んでギュッ)である。

出血の勢いがすごいからだ。

それを引きちぎって胎盤を剥がすのである。

そら大量出血をするわな。

 

碌な止血をせずに動脈を引きちぎるわけだから大量出血不可避の状態、

動脈は血管自体が筋肉に囲まれているのでしっかりしているし、血管の太さにもよるが放置すると簡単に失血状態になる。

ではどうやって血を止めるのか。

 

子宮を速やかに収縮させることで血管の断端ごと閉めるのだ。

出産後2時間分娩台に置かれ、その後お腹を押さえつけられる。

子宮に溜まる血液を出すのと子宮を圧迫することで子宮収縮を促すのだ。

この子宮から出てくる血液とか分泌液を悪露という。

 

一時間毎に子宮を抑えることで出血量の確認と子宮収縮の促進を行う。

これが地味に辛い。

 

ほんとに、痛いとかではなく辛い。

う…ぐぇぇ…みたいな感じ。

 

あと子どもに母乳を与えることで子宮収縮を促す。臨月に乳頭を刺激し擬似的に射乳反射をおこすことで子宮収縮を促し陣痛を誘発しようとしてた、あれと同じことをするわけだ。

 

この産後に子宮が収縮して元の状態に戻ることを子宮復古というらしい。

この子宮復古が完了するのに2〜3週間かかる。ということはそれくらいで血管も閉まるのである。

 

つまり出血をしている間が安静にするべき期間であると考える。

 

 

では、この期間に安静にしないと何が起こるのか。

 

 

要は大きな傷を内臓に抱えた状態で無理をすると、傷の治りが悪くなるのだ。

傷の治りが悪いというのは徐々に瘢痕化していく、ということだと思う。

瘢痕化っていうのは分かりやすく言うとニキビ跡みたいな感じになるんですな。

そこだけ別の組織(繊維組織とか)に置き換わってしまう。

 

ここでやっかいなのは子宮という臓器。

子宮は筋腫(できもの)が出来ても生理が重くなり、子宮腺筋症のように筋肉の中に違う組織が入り込んでも生理が重くなる、なかなか繊細な臓器だ。

瘢痕化なんてしようものならその後の生理が重くなりそうな気がする。

 

産後というのは高かったプロゲステロンエストロゲンが急に下がる状態だ。これは生理や更年期の際のホルモン動態と似ているのだ。

産後のコンディションが悪いということがその後の生理や更年期に影響を与えるという根拠はここから来ていると言える。

 

 

 

あと、瘢痕化した所に胎盤がつくことはなさそう…と思うと次の妊娠時に前置胎盤になる恐れがある。

 

前置胎盤っていうのは胎盤が形成される場所が子宮口に近すぎて子宮口を覆っている状態、つまり胎盤が邪魔して胎児の出口を塞いでいる状態である。

 

 

とまあその後の生活の質や次の妊娠時に影響が出るため、産後はあんまり派手に動かない方がいいんですね。

 

でも難しいよね、

私も実家にいるけど、退院した直後にもらったサンプルとか資料を仕分けて部屋を片付けて、一晩子どもの世話を1人でしたら次の日から下腹部が重くなりました。

 

本当に寝たきりにした方がいいんだろうな、とは思いつつも親も年だしあんまりおんぶに抱っこも気がひけるのよね。

 

私の場合は退院した次の日から夫が年末年始休暇に入って夜助けてくれたからいいけど。

夫が「俺は仕事で忙しいから」と言って私たちを無視して携帯扱ってたら、たぶんぶっ飛ばす。

それだけは分かるぞ。

 

本当、子どもにできる1番大きくて重要なプレゼントは良い夫と結婚することだよ。

良い夫を大切にしよう。

 

 

やっぱね、共感性っていうのは一朝一夕に身につくものではない。

夫婦がどちらも「私がこの世で1番忙しい」モードになったら家庭生活は崩壊するわね。でもこちらがどんなに気を遣っても、共感性のない人間が相手だったらこっちが気疲れするだけなのだ。

 

しかもその後の影響も母体の状態が悪くなるだけといえばそうだから、夫にとっては関係ない話なのである。

これを自分ごとのように考えてくれるのってえらいよなーと思う。

 

 

逆の立場で私がそれを出来るかって言われたら少し自信ない。

 

本当、我が家は私が女で夫が男だからバランス取れてるんだなー、と産後特に思った。

 

 

出産時レポート2

出産について調べると「赤ちゃんが出たくなったタイミングで陣痛が来る」だのなんだの、ファンタジック医学用語がたくさん出てきます。「早く出てきてね、と優しく声をかけましょう」とか。

 

胎児がホルモンを出して、それをきっかけに子宮収縮が起きるは可能性としてまだあり。しかし、その場合でも胎児がホルモンを出すきっかけがあるはずやろ!

 

私はこの手のファンタジック医学用語が苦手なタイプである。

だから調べても調べても納得のいかない言い伝えみたいなものが多くてすごくイライラした。

 

人に説明する時は面倒くさ…いや、ファンタジック医学用語の方が相手のモチベーションを維持しやすいこともあるので使うんだけどね。

 

 

 

 

まあそんなわけで最後のフェーズ、いきむ時がきました。いわゆる分娩第2期です。

 

ここでおさらいですが、まず子宮収縮の力で胎児を子宮口に押し当て、子宮口をじわじわと押し広げます(分娩第1期)。

その後腹筋を使い、子宮口に胎児をさらに強く押し当て一気に子宮口から出します。そのまま頭部が膣に移動した胎児をさらに腹筋で押し出すわけです(分娩第2期)。

 

つまり分娩第2期からはパワー!なのです。

腹筋の力の入れ方は、ひどい便秘の際に後一ふんばり力を入れる時に1番近いです。

まあそんなこと言われても分からないんですがね。

 

私はいきむのが下手すぎてお産が進まなくなり、ここから4時間苦しみました。

あまりにも辛すぎて途中で休憩もかねて(激痛の中休憩もへったくれもないんですけど)横向きでいきんでました。

 

その時に奇跡的にいきみ方が分かった気がした、というか胎児がギュンッと移動した感覚があったんですね。

戻っていくんですけど。

 

いきんで子宮口から胎児の頭が出れば、そのままひと押しで行けるのですがね。

新生児の頭の直径はだいたい10cm。

もちろんだいたいこんなもんって数値なのでこれより大きいことだってある。

それを10cmの穴から無理やり出すんだからね。

しかも周囲を骨盤が囲み、囲まれてる部分は少し扁平気味な形をしてるので、胎児は頭の骨をずらしながら出てくるのです。

だからすさまじく力がいる。

 

陣痛の痛みの波がピークに達する時(つまり子宮が収縮している時)に腹筋をタイミング合わせて効果的に動かし、外に出す。

平滑筋と横紋筋のコラボレーションである。

 

 

とまあそんなこんなでいきみ方が分かったところで再チャレンジ。

あの蛙がひっくり返ったみたいな格好でいきむのむずいけどね。

 

ついでに一般的には顎を引いてヘソを見るような感じで腹筋に力を入れるそうなのですが、私はなぜか顎を上げて斜め上に引っ張るような感じで力を入れたら上手くいきました。

 

最後、ぶちぶちっと何かが切れる音を立てながら息子さんは出てきました。

トラウマや。

ぶちぶち音を聞いた時、恐怖で怖気付いたのですが、

 

助産師さん「逃げない!!!」

私「ひぃぃー!!!(いきむ)」

 

という感じで頑張りました。

 

第一子の出産とは産道(特に膣)の余計なもの(膜とか?)をぶちぎりながら進むものなので、子どもが産道を作るは本当です。

 

 

何度も何度も鎮痛剤打ってくれ…麻酔かけて出してくれ…どうにかしてくれ…と思ってたけど、もう逃げられないと覚悟を決めてから頑張りました。

 

母は強いってことだね。

逃げられないから戦うしかないんだもん。

 

 

 

本当に辛かった。

でも息子さんを初めて見た時に思ったより人間だったので(何だと思ってたんだ)軽くパニックになりました。

そしてどんくらい辛かったか忘れた。

ドーパミンがすさまじい勢いで出てくるんですわ。

 

うぉー!!!!

出産おわったー!!!!

みたいな。

 

 

そうしてまたいつか同じ過ちを繰り返すのよ(第二子妊娠)。

 

 

あんな痛いんだったら無痛分娩の方がいいと思うのよね。

しかし第二子以降は産道も余計なものはなくなり、いきみ方も分かってるし、臨月に運動して子宮口を柔らかくできることもしれたし。

たぶん半分くらいの時間で終わると思うのよね。

そうなるとお金をけちりたくなるよね。

 

私自然分娩がんばったしな、という謎の自信もつくし。

 

 

まあ今後のことはまたその時考えよう。

 

ついでに臍帯血を採取すると採取分の血液(100〜200cc?)が取られ、同時に出血箇所の止血が遅れるので出血量が増えます。

気をつけましょう。