胎盤のことを考える

運動すると胎盤の血液量が増えるわけで、それって胎盤の寿命を伸ばすのか、それとも短くするのか。

 

私の体感として、臨月における運動の1番の効能は子宮の筋肉に対する血流量が増えることによる子宮口の柔軟性の向上である。

あと筋肉に対する血流が良くなると収縮力も上がるだろうから本陣痛が始まった時にしっかり子宮が収縮できそう。

 

では胎盤には影響があるのだろうか。

 

血流量が上がるということは酸素供給量が上がるということで、胎盤が酸素に曝露される時間が増えることになる。

酸素というものはなぜか体に良いもの扱いされているが、実際は猛毒である。

私たちの体は酸素(猛毒)をミトコンドリアという細胞内器官が無毒化する際に発生させるエネルギーを利用して活動している。

 

よくスポーツ選手とかが酸素カプセルとかを使用しているが、疲労回復には良いんだろうけど体の細胞には確実に負荷をかけている。

個人的には長生きすれば良いってもんでもないと思ってるから命を削ってでも限界に挑戦するのは悪いとは言わない。

ただ大した理由もないのに酸素まみれの生活をするのはオススメしない。

 

医者が酸素化が必要って言ったら従ってね。それは酸素を充分量補給しないと生命維持ができないよって意味だから。

 

酸素に対する考え方はさておき、ミトコンドリアが酸素を分解する際に発生させる活性酸素というものが強力な酸化力を持っている。

酸化というものは老化の原因とも言われているからピンときやすいが、要は物体を変化させる強力な力を持っているということだ。

 

つまり酸素に曝露されるということは、老化するということでもある。

ということは運動しない状態よりも運動した状態の方が胎盤の寿命が短くなるのかもしれない。

 

まあ有意差は出ないだろうけど(要は微々たる変化って意味)。

 

あと結局元の胎盤の寿命にもよると思う。

 

例えば元々150歳まで生きるポテンシャルの人間が酒飲んでタバコ吸って好きに生きて寿命を30年縮めたとしても120歳まで生きることができ、ギネス級の長寿になる。

これと同じ理論で43週間機能維持できるポテンシャルの胎盤が酸素に曝露されることで1週間早くお役御免になっても42週保てるのである。

 

それにしても、胎盤って仮設住宅みたいな臓器よね。

10ヶ月経ったら自動で破棄されるオーダーメイド仮設住宅

ファンタジックな話になるけど、生き物の体を設計した奴は本当にすごい。

 

 

 

あと関係ないけど胎盤って検索すると自分の胎盤、食べるって出てくるんだが。

今のトレンドは自分の胎盤をカプセルに入れて服用することです!!とのこと。

そうなん?

 

まあ胎盤ってプラセンタだもんな(市販されてる美容用プラセンタは牛とか馬のプラセンタらしい)。

モツ的なものだと思ったら食べれるんか?

まあ野生動物は自分の胎盤食べるらしいし。

 

 

うん…

ナチュラル系の人たちの考えることは独特ね…。