自分は何者なのか

私はHSEなのかもしれない。

ついでにHSEとはHSP(ざっと言うと敏感で繊細な人)の外交的なタイプということ。

まあ自分で自分を繊細なんすよ、って言うのなかなかアレなんで自分の心の中で思うだけですけどね。

私は昔から周りの人の感情と自分の感情の境目が曖昧になるタイプの人間だ。
そのタイプの人間の困ったところって、めちゃくちゃ愚痴られるけど自分と他人の感情が分離してないから自分のことのように反応してしまうのだ。

高校までは実家住まいだったので、実家と外界で明確な区分けができていたから問題なかった。
区分けできてるし携帯とかもなかったから相談されること自体そんなになかった。


問題が発生したのは大学生のころだ。


一人暮らしだったのと、大学生特有の自分と他人の境目が曖昧になるような関係性で私は完全に摩耗した。
常に私以外の感情も注入されて、かなり気が立っていた。
昼夜問わないし、なんならクリスマス等イベントごとでも関係ない。愚痴祭りである。

でも他人は話を聞いて欲しいだけなんよね。だから黙って適当に相槌うてばいいのに、自分の感情とごちゃ混ぜになってるから自分なりのアドバイスなんていう、いらんことをするのだ。


仕事し始めてから格段に相談件数は少なくなったが、今度は職場の雰囲気の影響を受けるようになった。

私は所謂ムードメーカーというタイプなので、ある程度なら雰囲気を良くすることはできる。
ただどうにもならない職場もある。

そして毒気に当てられてしまうのである。


私は自分が快適に生きるために1番重要なのは自己理解だと思う。
自分が変わらない限り場所を変えても同じことを延々と繰り返すのだ。

私はずっと自分のことをADHDなのかな、と思っていた。まれにぐるぐる回ってることもあるし。

しかしADHDにしては座ってじっとしていられるのである。あと家も綺麗だ。
HSPにしては外向的なのである。
明らかに何か不可思議な動きをする自分が何者なのかと考えてたが、もしかするとHSEなのかもという結論に至った。


最近、他人の愚痴を容易に受け付けない自分になれている気がする。
特に家族もできたし、他人に私の体力を使ってる場合ではないのである。
あとは周りの空気に当てられないことである。
もっと他人と自分を明確に区分しよう。

私の共感性は仕事で使うにはすごく強力な武器である。
相手の期待に応えられるかはさておき、懐に入るのは上手いと思う。
ただ、それは顧客に対してだけだ。

私の1番のハードルは職場の人である。
出来るだけ距離を取っているつもりだが、距離が遠すぎても良くない気もするし、未だに正解は分からない。


友人関係でも同様だ。
大切ならズケズケと相手の中に入っていかないことだ。
そのことで半年くらい反省している。

とりあえず、自分はHSEであると仮定して、そこから発生すると予測できる人間関係の問題点を地道にクリアしていこう。